花鳥風月

なんてことない毎日だ。

ケアマネジャーと家族

介護になくてはならない存在。

ケアプランを立ててくれるケアマネジャーさん。

 

母のケアマネジャーは今のところ4人目。

一人目はおしゃべりな明るいケアマネジャーさんでした。

父が存命だったときに担当してくださり

私も時々愚痴を聞いてもらった。

 

ケアマネジャーさんは

父の時にも亡くなる少し前についてくれていて

この方が人の気持ちのわかる

とってもよい人で何度も私は窮地を救われた。

父が亡くなるときの私は

かなりヘビーな問題も抱えていて

泣いてばかりいた。

げっそり痩せた。

 

私の辛い気持ちを黙って聞いてくれ

ときにはハッキリ助言してくれた。

よいケアマネジャーさんに会えて私も父も幸せだった。

ケアマネジャーさんもガンの経験者だったらしく父の気持ちもよく理解してくれた。

 

さて母の二人目のケアマネジャーさんは

一番長いお付き合い。

ケアマネジャーにはたいした権限がないんですよとありのまま自然体のお人柄。

誰かに依存しがちな母にもほどよい距離感で付き合ってくれた。

 

ケアマネジャーとは?

私の中では人と人を結ぶ役割で

冷静な人であって欲しい。

 

そして長い介護のあいだ

何もかも投げ出したくなることがあった。

でも何かあったときにどうしても必要なのは

「家族の同意」とのこと。

 

ケアマネジャーさんにとって

家族の中にキーパーソンが必要で

それは息子さんより娘さんのほうがやりやすそうだなと感じたことがある。

 

私は母のことで頻繁に連絡がきて

気持ちが落ち着かず

辛いことも結構あったように思う。

 

兄もいるけど

私は結局うちの家族のキーパーソンに

なっていた。

 

仕方ない。

 

与えられた使命なのか?と嘆いたこともあるけど。

 

とにかくやるしかない状況になっていた。

 

私は同意を得るためだけにここにいるのか?

それだけのために母の介護に携わっているのか?

さまざまな疑問が湧いたことはあった。

 

でもそれが介護なのだ。

 

3人目のケアマネジャーさんは

老健で過ごしたときのケアマネジャーさん。

 

4人目は今の施設のケアマネジャーさん。

それぞれのタイミングで

沢山の方々にお世話になり

母は生きています。

 

感謝。