生活を閉じるということ
82歳の母親を施設入居させることになった。
母親と私との葛藤は色々とはあった。
綺麗事で人に「親を愛しなさい」とは
私とうつ病持ちの母親の間では簡単には言えないほどの様々な格闘があった。
特に父親が亡くなってからのこの9年間は実に濃い時間だった。
ホントによく母親と喧嘩した。
恐らく他人だったらこんな喧嘩にはならなかっただろう。
とにかく話し合った。
好きな部分も嫌いな部分もお互いにあり、
それが人間同士なのかもしれない。
パーンとはじけるようにタイミングを図ったかのような事件で急に施設入居することになり、さぞかし本人はショックだったに違いない。
でもギリギリまでよくよく独り暮らしを頑張った。
私もケアマネももう施設入居しかないと決めるには十分な出来事だった。
施設入居するにあたり母親の自宅を片付けることになり、
人ひとりの生活を閉じるということが
こんなに大変なんだということをしみじみと
感じている。
家の中だけでなく、
お金のこと、
ご近所さんたちとのお付き合い。
母親がどんな人だったのか
子供って意外と知らないものだ。
あちこちに電話をかけ、
電話、新聞、保険、様々な解約したり
引き落としになっているのもがなんなのか分からず銀行に駆け込んだり。
母親の自宅から荷物がなくなり
掃除を終えたら私はきっと泣いてるだろうな。
父親の仏壇は私が持っていこう。
9月22日の父の命日には仏壇何とかしなきゃ💦
きっと天国の父も見守ってくれているだろう。