花鳥風月

なんてことない毎日だ。

愛を乞う人

2月以来の更新。

忘れてたブログ(笑)

3月1日に母親が緊急入院した。
第一腰椎圧迫骨折。
現在入院中リハビリしています。

ブログタイトルの愛を乞う人。

愛を乞う

誰もが愛されたい、愛されたい。

All you need is love.

私は愛したいほうだと自覚してる。

愛を注ぐほうなのかもしれない。

身を削り愛する方だったけど
やめた(笑)

これは私の母のお話。

81才。

小学校低学年の時にほぼ数ヵ月の差で父親を亡くしたあと母親も亡くなった。

兄姉に育てられた母親は人に
迷惑をかけたくない。
そんな脅迫観念で生きてきた。

文字通りマジメにきちんと
生きてきた。

私の家は父、母、兄、私の四人家族。
父は約八年前に他界した。

母が『愛を乞う人』だと
気がついたのは
私が離婚をしてからのこと。

何か私や兄が母親のお世話をすると
気に入らないと怒り、
私に貴女が悪いという罪悪感を植え付けて自分の世話をさせようとする。
離れられないようにする。  

共依存だ。

気がついた私は、
『私は私で、貴女は貴女だ』と
繰り返し伝える。
境界線をつけなければ
共依存の波に飲み込まれる。

離婚して心理学やインナーチャイルドについて学んだ私は母親のなかの
インナーチャイルド』に
たびたび出会うことになる。

『だって私、あなたたちを一生懸命育てたのよ、返してくれるのが当然じゃない、親孝行してよ』

と、ある日言われた。

いや、子供には子供の人生もあるんですけどね…。
親孝行ってそもそも子供が
元気でいてくれることが
親孝行だと私は思ってるよと話す。
 
だってね、
おぎゃーって生まれたときから
もう別の人生ですから。

母のインナーチャイルドはまた叫ぶ。

『私を愛してよ、そばにいてよ、私の気持ち分かってよ』

無言の母の心の叫びは続く。

わかりません。
だって私も兄も貴女の親じゃないし、夫でもないもん。

娘として母を愛してるけど
一蓮托生のようには愛せないよ。

親を幼くして亡くした母には
無償の愛を注いでもらった経験が
薄かったのだろう。

年齢を重ねるごとに
『愛を乞う』傾向が強くなっている。

心が不安定なんだろう。

自己愛ってナルシストみたいに
思われるかもしれないけど
自己愛って大事。

何したって自分を認めて自分の気持ちに寄り添えるのは自分。  

『今、自分が何を感じているのか』を自分がキャッチして
自分で動かなきゃね。

自分のよき理解者はまずは自分でなきゃいけない。

まるで小さな子供のように
周りに愛を乞う母。

愛を乞うてる自分には気づいてない。

頑張ってる自分にヨシヨシして
あげられるのはまずは自分。  
自分で自分をまず愛してあげることを
覚えてほしいと願うムスメです。

この間テレビで自分を褒めて眠りにつくとよい睡眠になると話してた医者がいたけどすごく納得した。

私も私の人生があるから
母親には無償の愛は注げないし
子供っていい意味で

『親を裏切るもの』だと私は思ってて。

思い通りにならなくてナンボだと
思っている。

決して親は子供には  

『愛を乞う』てはならない。

間違えなく今の母親と私は
逆転の立場にいる。

機能不全家族👪とは
いいたくはないけど

母親のアドバイザーやカウンセラーになってしまっている。

そろそろ私もカウンセラーはやめたい。

私の道を歩かなければと思う。

そして私は息子に
『愛を乞う人』にならないようにしなければ。